【5分で読める小説】分岐点①/ゆるつむり

『右に進む』
を選んでみた。すると目の前には
大きな橋がある。
私は渡ろうかと思ったが、取り付けられている
ロープはほつれていて今にも切れそうである。
『このままでは危ない…』
私はそう思ってきた道を戻っていく。
また分岐点が現れた。
『左に進む』
を選んでみた。
進んでみると目の前に大きな井戸が現れた。
奥は崖になっている。
どうやらこの井戸に入るしかないようだ…
『はぁ…』
私は仕方なく井戸にかかっているはしごを使って
下っていく。
そのとき…ピピピ。という音が鳴った。